予約していった方がいいの?

バーのマナー

予約に関しては色々な考え方ができます。

まず、お店として予約していただくメリットは
・予約分の売り上げの目処が立つ

・来店時間あるいは混雑する時間帯の目処が立つ

・来たいと思っているお客様を確実にご案内できる

などがあります。

しかし、デメリットもあるのです。

・予約の時間に来ない

・ずっと来ない

・予約席確保のために常連さんの入店を断らなければならないこともある
※○曜日の○時くらいならあの人来そうだな〜、というのがあったりします。

3つめは仕方ない場合もありますが、上2つは死活問題です。

バーに限らず、予約をしておきながら来店しないで飲食店に損害を与える問題はしばしばネットやニュースでも取り上げられますが、バーにおいては更に厄介な問題です。


というのは、バーは二軒目以降での利用が圧倒的に多いので、それ以前にした予約だと一軒目の状況によって予約が飛ばされてしまうことがよくあります。

特にバーだとデートの二軒目として予約される方が結構います。もちろん気持ちはわかります。二軒目を先に押さえておいたほうが誘いやすいし段取り良いと思われるでしょうし、せっかく来たのに入れなくて途方にくれるなんて心配もありません。

しかし、実際はバーに行くような感じではないな〜(汗)ということもあるでしょう。もしかしたらバーに行くよりも楽しい選択肢を見つけてしまうこともあるかもしれません。

デートでなくても、会社やグループでの飲み会の二軒目として予約していたとしても、必ずその通りにコトが運ぶとは限りません。

時間通りにつかない時にはもちろん最低限のマナーとして一本連絡を入れていただきたいものですが、連絡を入れればそれでOKということにもなりません。というのはこれもバーならではの事情で、席数の関係上、先に来たお客様を予約があるからという理由で帰している可能性があるということです。時間に遅れるということは、帰さなくともよいタイミングでお客様を帰してしまったということになるのです。これはお店にとってもお客様にとっても機会損失となります。

※機会損失についてはこちら

 このように、本来であればお客様とお店側双方にメリットのあるはずの予約というシステムは、ことバーにおいてはネガティブに作用しがちです。しかしいきなり行くのもなんか不安だ、もし連れの人間がいる状態で入れないのは困るという場合もあると思いますので、そのような方にぜひしてみて欲しいことがあります。

それは、行くことが決定してから「直前に電話をかけて席を確認する」という方法です。

「あと〇〇分後くらいに○名でお伺いしようと思うんですが、お席ありますか?」

といった具合です。携帯電話番号等、その場で繋がる連絡先も必ず告げてください。そうすると、お店側の負うリスクが少なくて済みますし、お客様の方でも空いて入れば席を確保できます。もちろんそれでも曜日や時間帯によって空席がない場合もありますので、そんな時のために、いくつか候補となるお店を持っておくというのも良いでしょう。

また、予約が有効な場合として、「開店直後」があります。開店直後であれば混雑することはあまりありませんし、お店もそのつもりで準備ができます。仮に来ることができなくても、そこまで影響はありません(コース料理など事前の準備が必要なものを注文していた場合は別です)。

理想を言えば気負わずふらっと来ていただきたいと思います。そして確実に座りたい場合には直前に電話連絡。それが熟れたバーの使い方かと思います。

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