スタンディングバーについて

バーについての基本

スタンディングバー(Standing Bar)とは。

 文字通り椅子がなく(あっても補助的に数脚)、カウンターに寄りかかって飲むスタイル。

特徴は何と言ってもその気軽さ。内装や接客は必然的にカジュアルなものになります。

洋風立ち飲み屋といってもいいでしょう。

 待ち合わせのちょっとの時間に利用したり、電車までの時間に利用したり。お店側としてもお客様が長居することはあまり想定していません。(※もちろん長居してはいけないということではありません。ただしずっと飲まずに場所を占拠するのはNGです。まあこれはスタンディングバーに限らずですが…)

 オーセンティックバーやホテルバーはもちろんのこと、同じくらいの雰囲気のショットバーと比較しても少し安価なことが多いです。サッと飲んで、サッと帰る。その分お店側は回転率を重視する、といったところです。キャッシュオンデリバリー(1オーダー毎にお金を払う)という会計システムを採用しているお店も多いですね。

 そして立ち飲みならではの特徴がもうひとつ!

 「決まった席がない」ということです。もちろん厳密にはカウンターやテーブルの、自分のドリンクやフードが置いてある周辺がざっくり自分の席ということになりますが、仲の良いお客様がいる場合や既にされている話に混ざるようなときの移動がしやすいのです。一種の立食パーティー状態と言えば分かりやすいでしょうか。カウンターやテーブルに飲み物をおくのが基本ですが、立ち位置によっては手に持ったままでも問題ありません。しかし椅子があるとそうはいきません。隣の方に席変わってくださいというのはバーテンダーさんを介しても容易ではありません。なので、席が比較的自由に移動できるというのはお客様同士が仲良くなりやすいですし、逆にその輪から抜けることも椅子がある状態に比べれば容易です。そういった意味でも自由な雰囲気があるのがスタンディングバーであると言えそうです。

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