バーとお酒の入門講座

バー初心者の方を対象に、バーならではのマナーや楽しみ方、お酒に関する基本や雑学、豆知識を書いていきたいと思います。バーに興味はあるけれど、何だか最初の一歩が踏み出せない、そういう方の一助になれば幸いです。

アイラ④ アードベッグ蒸留所

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 Ardbeg アードベッグ

エリア: アイラ島
創設年: 1815年
所有者: モエヘネシー・ルイヴィトン社(グレンモーレンジ社)
仕込み水: ウーガダール湖、アリナムビースト湖

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蒸留所の公式な操業は1815年ですが、ご多聞にもれず、それ以前から周辺では密造酒が盛んに造られていました。創業者はジョン・マクドゥーガルで、その後100年近くマクドゥーガル家がアードベッグの経営に携わってきましたが、20世紀に入ってからは何度もオーナーが変わり、次第に不定期生産となりました。

 1970年代までは操業を続けていたものの、80年から89年11月までは操業を停止していました。その後、当時のオーナーであるアライド・ディスティラリーズ社のもとで生産を再開しましたが数年でふたたび操業停止に。現在まで続くグレンモーレンジ社に1997年に買収されることで、ようやく蘇ることとなります。

 アイラモルトの中でも熱狂的なファンを持つことでも知られ、場合によってはアイラで最も強烈な個性を放つモルトと言えます。

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余談ですが、「バキ」にも登場しますw

 

すぐ隣のラフロイグと双璧をなす癖の強さですが、こちらはどちらかというと煙臭さが際立っているように思います。ラフロイグは磯の香りでしょうか。

また、毎年のようにコンセプトを変えたボトリングがされるのもアードベッグ蒸留所の特徴といえます。

「ウーガダール」「ブラスダ」「コリーヴレッカン」「スーパーノヴァ」「ガリレオ」「グルーブス」「アン・オー」「ケルピー」

などなど・・・ピートの強さや仕込み水、熟成方法を変えた商品が続々と発表されてきましたが、どれもすぐに売り切れてしまうほどの人気を誇っています。

 

参考文献