バーとお酒の入門講座

バー初心者の方を対象に、バーならではのマナーや楽しみ方、お酒に関する基本や雑学、豆知識を書いていきたいと思います。バーに興味はあるけれど、何だか最初の一歩が踏み出せない、そういう方の一助になれば幸いです。

アイラ③ ボウモア蒸留所

f:id:vagrantbartender:20181213020025j:plain

 Bowmore ボウモア

エリア: アイラ島
創設年: 1779年
所有者: ビーム・サントリー社
仕込み水: ラーガン川

f:id:vagrantbartender:20181213022004j:plain

 ボウモアの街が1768年にでき、ボウモア蒸留所はその後の1779年、街の商人デイビッド・シンプソンによって建てられました。アイラ島では最古の蒸留所です。1994年までモリソン・ボウモア社の所有でしたが、同年7月に日本のサントリーが買収し、現在に至るまで同社の所有となっています。

 アイラモルトの傾向として、島の北側から南側に行くに連れてライトな味わいからヘビーな味わいになっていくと言われ、ボウモアは地理的に中間に位置しているため味わいも中庸で、アイラモルトの全体像を知るのには最適、つまり入門編として最適なお酒と言われています。ブナハーブンはアイラっぽくないし、いきなりラフロイグやアードベッグではちょっと個性が強すぎる、カリラその他はこれらに比べると代表的とは言い難い・・・。ということでボウモアが良くも悪くも「無難」という見方をされることが多いでしょうか。一方そのバランスの良さから「アイラモルトの女王」という異名で呼ばれることもあります。

 もちろんそれだけにファンも多く、またオフィシャル、ボトラーズともに数多くのコンセプトにもとづくボトルがリリースされています。オフィシャルの12年物が主力商品ですが、これはバーのみならず、少し気の利いたダイニングバーや洋風居酒屋、スナック、ガールズバーなどにも置いてあるくらい、アイラでは一番メジャーと言って良いでしょう。

 ちなみにそれが関係するかはわかりませんが、ボウモアは日本に輸入されるアイラモルトでは堂々のナンバー1の輸入量を誇っています。

 

 

参考文献