バーとお酒の入門講座

バー初心者の方を対象に、バーならではのマナーや楽しみ方、お酒に関する基本や雑学、豆知識を書いていきたいと思います。バーに興味はあるけれど、何だか最初の一歩が踏み出せない、そういう方の一助になれば幸いです。

スペイサイド ㉘ キニンヴィ蒸留所

f:id:vagrantbartender:20180904021905j:plain

Kininvie キニンヴィ

エリア: スペイサイド ダフタウン地区
創設年: 1990年
所有者: ウイリアム・グラント&サンズ社
仕込み水: コンパルヒルの泉

 

 キニンヴィ蒸留所はグレンフィディック、バルヴェニー、ガーヴァン(グレーンウイスキー専用蒸留所)に次ぐウイリアム・グラント&サンズ社第四の蒸留所として1990年に建てられました。

 キニンヴィとは近くを流れる川の名前ということですが、その外観は写真の通りのコンクリートの簡素なもの。装飾やパゴタ屋根など蒸留所らしいものもなければ、21世紀建設の蒸留所のようないかにも最新といった様子でもありません。見た目は非常に地味といえます。ちなみに敷地はバルヴェニー、グレンフィディックと隣接しているので、ウイリアム・グラント&サンズ社のモルト蒸留所はこの一帯に主力3つが集中していることになります。

 ライトボディのグレンフィディックと、リッチなバルヴェニーの中間的な味わいを目指して生産が行われていますが、もっぱらグランツやモンキーショルダーといったブレンデッドウイスキーの原酒として使用されるのみで、1990年の創業開始以来、シングルモルトは全くリリースされてきませんでした。シングルモルトの代名詞を擁する同社にしては驚きですが、2008年にヒースロー空港第5ターミナル開設を記念して「ヘーゼルウッド」という名で限定的にシングルモルトが発売され、今では幻のボトルとなっています。

 2015年に一般にもシングルモルトが出たとの情報もありますが、それらしいものは私の知識不足なのか、今の所お目にかかっておりません・・・。

 

↓ハーフボトルでこのお値段・・・