バーとお酒の入門講座

バー初心者の方を対象に、バーならではのマナーや楽しみ方、お酒に関する基本や雑学、豆知識を書いていきたいと思います。バーに興味はあるけれど、何だか最初の一歩が踏み出せない、そういう方の一助になれば幸いです。

スペイサイド ㉕ ダフタウン蒸留所

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Dufftown ダフタウン

エリア: スペイサイド ダフタウン地区
創設年: 1896年
所有者: ディアジオ 社
仕込み水: コンバルヒルのジョックの井戸水

 

 ダフタウンという街自体はグレンフィディック蒸留所を擁する「ウイリアム・グラント&サンズ社」の拠点ということもありスコッチ界では非常に有名ですが、その街の名を冠したこの蒸留所は、日本ではあまり知名度がないように思われます。

 それもそのはず、もともと生産量の98%がブレンド用に出荷されシングルモルトがほとんど出回らないのに加え、現在は「シングルトン・オブ・ダフタウン」というヨーロッパの免税店向けの商品しか生産されていないのです。

 かつては「ダフタウン・グレンリベット」という10年熟成ボトル、「花と動物シリーズ」の15年熟成ボトルが出回っていましたが、こちらも希少なものとなっています。

 建物はかつての食品工場を改装してパゴタ屋根をつけたもの。もともとリバプールの実業家がオーナーでしたが1933年にアーサー・ベル社が買収。それ以来長らくブレンデッドの「ベル」の原酒となり現在はディアジオ社の所有となっています。

 

参考文献