バーとお酒の入門講座

バー初心者の方を対象に、バーならではのマナーや楽しみ方、お酒に関する基本や雑学、豆知識を書いていきたいと思います。バーに興味はあるけれど、何だか最初の一歩が踏み出せない、そういう方の一助になれば幸いです。

スペイサイド ⑨ マノックモア蒸留所

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 Mannochmore マノックモア

エリア: スペイサイド エルギン地区
創設年: 1971年
所有者: ディアジオ社
仕込み水: バードン川
UD社(現ディアジオ社「花と動物シリーズ」のひとつ)

 写真にある通り、そしてグレンロッシーの項で書いた通り、マノックモアはグレンロッシーと同じ敷地内にある姉妹蒸留所です。グレンロッシー同様にヘイグやディンプルといったブレンデッドスコッチの原酒となりますが、グレンロッシーとの違いはというと、グレンロッシーは再留釜のラインアームにピュリファイアー(精留器)が付いていてマノックモアは付いていないというだけで、そのほかは原料の大麦麦芽も仕込水も全く変わらないものだそうです。

 しかしながらできるウイスキーはかなりフレッシュな印象で、熟成年数と比較して色も非常に薄いものです。本来精留器がついている方が軽くスッキリした印象のウイスキーができあがるのですが、これは逆になっている。他に異なる要素はないにも関わらず・・・不思議なものです。

 ちなみに1997年に「ブラックウイスキー」としてリリースされた「ロッホドゥー」(Loch Dhu)はヘビーリーチャー(非常に強く樽の内側を焦がすこと)を施したバーボン樽熟成のマノックモアのことで、現在は入手困難なレアボトルになっているそうです。